■ワークスペースへのWEBサーバ設置
ワークスペース上にHTTPサーバ(WEB)サーバを配置する手順です。
……と、いっても、サーバのデフォルトでHTTPがONになっているため、サーバアイコンをワークスペースに配置すれば完了です。
確認のためには、サーバをクリックし、「Services」タブ→「HTTP」を開きます。
HTTP・HTTPSともに「ON」になっていることが確認できるはずです。
■PCからのブラウザアクセス
サーバとアクセスしたいPCをIPレベルで接続できる状態にし、PCの疑似ブラウザからアクセスすれば、HTTPまたはHTTPSの疑似サイトを表示できます。
PCをクリックし「Desktop」タブ→「Web Browser」をクリックしてください。
画面上部のアドレスバーに「http://”サーバのIPアドレス”」を入力してください。
※以下の例ではサーバのIPアドレスは192.168.1.2としています。
設定に問題がない場合は、以下のような表示になります。
一方、何らかの設定ミスがあると以下のような表示になります。
■コンテンツの改変1~Indexページの修正
サーバでの表示内容ですが、ある程度、ユーザ側でカスタマイズできます。
サーバをクリック→「Services」タブ→「HTTP」を選択してください。
この画面を「File Manager」と呼びます。
ここで表示される「index.html」の「(edit)」をクリックしてください。
下のような画面が表示されます。
ここでは、冒頭に表示される「Cisco Packet Tracer」という表示を
「HTTPでのアクセスに成功しました!」という文字に変更してみましょう。
変更が終わったら、画面右下の「save」をクリックしてください。
以下のような警告が表示されます。
「同じ名前のファイルがあるので、上書きしてもよいか?」と問われています。
特に問題ないはずなので「Yes」をクリックしてください。
改めてPCのブラウザからアクセスすると、表示が切り替わっているはずです。
■コンテンツの改変2~画像ファイルのアップロード
「index.html」に画像を表示させてみます。
今回は、こんな画像を表示させてみましょう。
File Manager画面右下の「Import」をクリックしてください。
画像を選択できるようになるので、任意の画像を選択します。
Ver7.2時点ではなぜか以下の警告が表示されます。
選択した画像ファイルはすでに存在しているが、上書きするか?
という内容です。
まだ存在していないはずなので、こんな警告が表示されるのはおかしいのですが、とりあえずは気にせず「Yes」をクリックしましょう。
※バージョンアップしたら消えるでしょう。
File Managerに先程選択した画像が追加されました。
■コンテンツの改変3~画像ファイルの使用
最後に、先程アップロードした画像をindex.htmlに登場させてみます。
index.htmlを編集するため、「edit」を選択してください。
「PacketTracerImg.jpg」というファイル名の画像を表示したいので、以下の1行を追加します。
<br><img src=”PacketTracerImg.jpg”>
<br>は改行です。
<img src=”画像のファイル名”>で画像にアクセスします。
詳しくは「HTML」で調べてみてください。
画面右下の「save」で保存した後、PCの疑似ブラウザから改めてアクセスしてみてください。
HTTPの表示画面が変更されました。