ネットワーク構成は以下の通りです。

 

■課題1
各スイッチにVLAN10とVLAN20を作成し、スイッチと接続しているポートのモードはTrunkモードに設定してください。
TrunkポートにはVLAN10とVLAN20のみ通過するように設定してください。
スイッチと接続されているポート以外は全てアクセスポートを設定してください。
また、PCが直接接続されているポートには適切なVLANを割り当ててください。

 

VLANやトランクに関連するコマンドが下記のテキストに記載されています。
該当箇所は「9-4 スタティックVLANの設定と検証」および「9-5 トランクポートの設定と検証」です。

■確認1
この時点で
・PC1~PC2間でICMPの疎通確認が成功することを確認してください。
・PC3~PC4間でICMPの疎通確認が成功することを確認してください。
・VLAN10とVLAN20のルートブリッジはどのスイッチかを確認してください。

 

■課題2
各スイッチで以下の条件を満たすようにブリッジプライオリティを設定してください。
VLAN10では、SW1がルートブリッジになり、
プライオリティがSW1>SW2>SW3>SW4の順番になるようにしてください。

VLAN20では、SW3がルートブリッジになり、
プライオリティがSW3>SW4>SW1>SW2の順番になるようにしてください。

 

■確認2
想定したスイッチがルートブリッジになっていることを確認してください。
現時点でVLAN10、VLAN20のそれぞれで、どこがブロックポートになっているかを確認してください。
シミュレーションモードを起動し、現時点でのPC間のPingがそれぞれどのスイッチを通るかを確認しておいてください。

 

■課題3
VLAN20同士の通信がSW3~SW4間を通らないようにしたい。
まずはSW3のFa0/13のコストを50に引き上げてください。

 

■確認3
シミュレーションモードでVLAN20のPC同士でPingのやり取りを行ったとき、通信経路が変わっているかどうかを確認してください。

 

■課題4
今度はSW4のFa0/13のコストを50に引き上げてください。

 

■確認4
シミュレーションモードでVLAN20のPC同士でPingのやり取りを行ったとき、通信経路が変わっているかどうかを確認してください。
ルートブリッジを基準として、どのインターフェースのコストを調整するとポートの役割が変わるか、確認できたでしょうか。

 

■課題5
VLAN10のPingがSW1→SW3→SW4→SW2の順路を通るようにポートコストを変更してください。

 

■確認5
シミュレーションモードを起動し、VLAN10、VLAN20ともに、想定通りの経路を通ることを確認してください。

 

STPに関連するコマンドが下記のテキストに記載されています。
該当箇所は「2-6 STPの設定と検証」です。





■模範解答ダウンロード

設定済みのPktファイルと、機器の配置・配線など設定以外の課題が完了した状態のpktファイルをダウンロードしていただけます。

正解の確認にご利用ください。

pktファイルのダウンロードへ(Google Drive)

※ZIPファイルなのでジャンプ先で「エラー プレビューに問題が発生しました」と表示されますが、正常動作です。そのままダウンロードしてください。